第11回 業績評価、コレをやるだけで公正だと思ってもらえる
2025.11.17
今回はいよいよ、目標管理の最終ステップである、業績評価についてお話しします。
「評価などしたくない人が、されたくない人を評価しているのが人事評価」という言葉があります。
しかし目標管理による評価は、する側もされる側もそれほど悩ましくありません。目標管理には主観が入る余地がほとんどなく、評価する人は冷たい人だとか厳しい人だとか言われることはありません。評価される人も、人格についてあれこれ言われるわけではありません。
業績評価とは
業績評価とは、目標管理による評価点(業績点)を算出する作業です。業績点をもとに「○○点以上はS、○○点以上はA、・・・」というように評価ランクを決めます。評価ランクに応じて賞与や昇給の額、昇進の可否などを決めます。
業績評価は次のような手順で行います。
- 1. 自己評価
- 2. 面接・上司評価
- 3. 評価ランク決定
神田 靖美 氏
リザルト株式会社 代表取締役
人事制度のコンサルティング会社・リザルト株式会社代表。介護事業所を始め中小企業の人事制度づくりに従事。現在、『高齢者住宅新聞』に『今こそ知りたい介護分野の賃金・評価制度』などを連載中。上智大学経済学部卒業。早稲田大学大学院商学研究科MBAコース修了。