技能実習生の受入に伴うICT活用の重要性
2025.06.11
―介護記録ソフトと音声入力システムによる業務支援の視点から―
2025年4月の制度改正により、外国人技能実習生が訪問介護に正式に従事できるようになりました。これまで施設系サービスに限られていた外国人材の受入が、定期巡回・随時対応型訪問介護や生活援助・身体介護など、訪問系サービスにも拡大されたことで、慢性的な人手不足に悩む介護現場にとっては大きな前進となりました。
しかし、訪問介護の現場は1対1の対人援助が基本であり、即時の判断力やコミュニケーション能力、さらには日本文化や生活習慣への理解など、多様なスキルが求められます。日本語や文化に不慣れな技能実習生にとっては、現場での業務は決して容易なものではなく、不安やストレスを抱えることも少なくありません。
小濱 道博氏
小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS
介護事業経営研究会 最高顧問
日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。