介護事業におけるダイバーシティ対応の必要性と実践策

2025.07.16

日本の介護現場は、超高齢社会が進展する中で慢性的な人材不足に直面しています。この状況を打開するために、外国人介護人材の受け入れや多様な人材確保が進められてきましたが、多様な人材を受け入れるだけでは職場の持続可能性は確保できません。特に、LGBTQ+を含む性的少数者への理解、SOGIハラスメントの防止、宗教や文化的背景の違いに配慮する取り組みを怠れば、せっかく確保した人材が早期に離職してしまう恐れがあります。介護事業においては、ダイバーシティへの対応は単なる一過性の取り組みではなく、日常業務や経営方針に深く根付かせることが必要です。

ここからは

会員登録(無料)またはログインが必要です

小濱 道博氏

小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS 介護事業経営研究会 最高顧問

日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。