訪問介護の外国人材活用の検証と今後の取り組み【第2回】国別の外国人材特性と訪問介護適性
2025.09.10
訪問介護に外国人材を配置する議論を深める上で、国別の人材特性を詳細に把握することは欠かせません。送り出し国ごとに文化的背景、語学力、来日費用、宗教的要因、さらには制度的制約が異なり、それが訪問介護への適応可能性を大きく左右します。特に訪問介護は一人で利用者宅に入り、短時間のうちに生活援助や身体介護を行い、さらに次の利用者宅へ移動するという業務特性を持つため、他の介護分野に比べて「即戦力性」と「自立性」が求められます。この点を踏まえ、主要な送り出し国について順に検討していきたいと思います。
小濱 道博氏
小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS
介護事業経営研究会 最高顧問
日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。