三層構造の介護支援パッケージ

2026.01.07

令和7年度に実施される「介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善支援事業」(介護支援パッケージ)は、単なる一律の給付金ではなく、事業所の取り組み段階に応じた3層構造の要件によって補助額と賃金改善の質が決定される仕組みとなっています。

まず第1層となる土台部分は、既存の介護職員等処遇改善加算の算定です。本事業はあくまで既存の処遇改善の取り組みを前提とした上乗せ支援であるため、基準月となる令和7年12月において、当該加算を算定していることが必須の受給要件となります。これが満たされない限り本事業の補助金を受け取ることはできません。なお訪問看護や居宅介護支援など現行制度で処遇改善加算の対象外となっているサービスについては、例外的に職位や職責に応じた任用要件と賃金体系の整備および研修計画の策定といった処遇改善加算Ⅳに準ずる要件を満たすことで、この第1層の要件をクリアしたものとみなされます。この段階をクリアすることでまずは介護従事者に対する幅広な賃上げ支援としてのベース部分の権利が得られます。

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小濱 道博氏

小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS 介護事業経営研究会 最高顧問

日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。