介護支援パッケージによる賃金改善実務

2026.01.14

令和7年度に実施される「介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善支援事業」(介護支援パッケージ)は、他産業との賃金格差是正を目的とした緊急措置として、各都道府県を実施主体に行われます。本事業の手続きにおける最大の特徴は、毎月の請求業務とは異なり、原則として令和7年12月の1か月間の介護報酬実績に基づき、6か月分の補助額を一括して算定し交付するという点です。この仕組みにより、事業者は短期間で集中的な事務手続きを行う必要があります。実務の着手として、まずは自事業所が実施要綱別紙1の表1から表3のどのサービス類型に該当するかを確認し、要件達成状況に応じた交付率を用いて受給見込額を試算します。なお、令和8年4月以降の新規開設や、計画書提出時点で廃止休止が明らかな事業所は対象外となるため事前の確認が不可欠です。

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小濱 道博氏

小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS 介護事業経営研究会 最高顧問

日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。