生産性向上事例の分析【第二回】生産性向上に向けた試行錯誤と課題

2026.03.11

生産性を高めるためにデジタルツールの導入を進める過程では、決して最初からすべてが順調だったわけではなく、現場ならではの様々な試行錯誤や葛藤がありました。

特に介護業界では、働く職員の年齢層が50代から70代と高めであることが多く、パソコンや新しいシステムに対して強い苦手意識を持つ方が少なくありません。長年手書きの記録に慣れ親しんできた職員にとって、いきなり「明日からパソコンで記録を入力してください」と言われても、戸惑いと不安が先に立ってしまうのは当然のことです。

ある事業所では、手書きの記録をなくしてパソコンに直接入力してもらおうと試みましたが、
「キーボードを打つのが遅くて余計に時間がかかる」
「パソコンでの作業は肩が凝るし目が疲れるから嫌だ」
「間違えて消してしまったらどうするのか不安だ」
といった強い抵抗に遭い、計画通りには進みませんでした。

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小濱 道博氏

小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS 介護事業経営研究会 最高顧問

日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。