【第2回】論点2:地域包括ケアシステムの深化 │ 2027年度介護報酬改定審議の4つの論点解説

2026.06.10

住み慣れた地域で最後まで自分らしく暮らし続けることを支える地域包括ケアシステムは、制度の掲げる理念としてすでに広く浸透しています。しかし現実の社会変化は、その仕組みに対してより一層の深化を迫っています。

一人暮らしの高齢者が急増し、認知症高齢者が増え、そして誰にも頼れる身寄りがいない高齢者が増えるという三重の変化が同時進行しており、これまでの地域包括ケアシステムが前提としていた「家族や近隣の存在」が崩れつつあるのが今日の現状です。

この問題に対し、社会福祉法改正法案は具体的な制度的手当を盛り込みました。身寄りのない方や判断能力が十分でない方の支援を、社会福祉協議会を中心として実施する「第二種福祉事業」として法律上に明確に位置づけ直し、その対象者をこれまでの精神上の理由のある方に限らず、近隣に家族がいないなどの理由により日常生活や社会生活を営むのに支障がある生活困窮者にまで広げます。

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小濱 道博氏

小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS 介護事業経営研究会 最高顧問

日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。