【第1回】人口減少時代に対応した「特定地域サービス」の創設 │ 社会福祉法等の一部を改正する法律

2026.07.08

来年、2027年4月1日、介護保険制度に大きな変化が訪れます。2025年6月19日に国会で成立した「社会福祉法等の一部を改正する法律」は、介護保険法をはじめ複数の法律を一括して改正するものであり、介護事業者にとって見逃せない内容を多く含んでいます。

今回の連載では4回にわたり、改正の核心を実務の視点からひもといていきます。第1回は、今改正の目玉ともいえる「特定地域サービス」の創設を取り上げます。

日本全体で人口減少が進む中、地方の中山間地域や過疎地域では、介護事業者の撤退や人材不足が深刻化しています。これまでの介護保険制度は、全国一律の人員配置基準や設備基準を前提として設計されてきました。

しかしその基準を満たす事業者が確保できなければ、そもそもサービスを届けることができません。制度の網の目からこぼれ落ちる高齢者が増えていく現実に、国は正面から向き合う改正に踏み切りました。

ここからは

会員登録(無料)またはログインが必要です

小濱 道博氏

小濱介護経営事務所 代表
株式会社ベストワン 取締役
一般社団法人医療介護経営研究会(C-SR) 専務理事
C-MAS 介護事業経営研究会 最高顧問

日本全国でBCP、LIFE、実地指導対策などの介護経営コンサルティングを手がける。
介護事業経営セミナーの講師実績は、北海道から沖縄まで全国で年間250件以上。全国の介護保険課、各協会、社会福祉協議会、介護労働安定センター、一般企業等の主催講演会での講師実績は多数。
介護経営の支援実績は全国に多数。