第4回「聞く力を高めるコツ」~伝達ミスを防ぐ「受け取り方」の技術~

2025.07.23

はじめに

「ちゃんと伝えたのに、伝わってなかった…」
「聞いたつもりだったのに、違っていた…」

介護・医療の現場では、こんな「すれ違い」が毎日のように起きています。
私自身、看護師として長く現場にいて思うのは、「伝える側」だけでなく「聞く側の受け取り方」にも、事故やエラーの芽が潜んでいるということ。
どちらも真剣に仕事をしている。
でも「その言葉をどう受け取ったか」「同じ温度で理解できたか」
ここにズレがあると、小さなミスが後々大きなリスクになるのです。

今回は、そんな「受け取りミス」を防ぐための「聞く力」に焦点をあてて、一緒に見直してみましょう。

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眞鍋 哲子 ​ 氏

看護と介護の想いを繋ぐ会社(株)ONMUSUBI代表取締役
福岡県北九州市出身

看護師として外科、整形外科、内科、精神科などを経験し、その後高齢者施設の看護師として23年間勤務。
生活の中の看護を追求し、チームケアを大切に現場での実践に取り組む。
現在は、全国で施設看護師や介護職、福祉関係職に向けたコンサルテーション、セミナー、執筆活動等を精力的に行っている。