第6回:「報告しやすい・されやすいチームづくり」~伝わる組織文化の育て方~
2025.08.27
はじめに
「こんなこと、言っていいのかな...?」
「今、看護師さん忙しそうだし、後にしよう...」
「どうせ言っても、動いてくれないかもしれない...」
そんな『心のつぶやき』現場で聞いたことはありませんか?
報告は、利用者の安全を守り、チームで早めに対応するために必要です。
小さな変化も見逃さずに共有することで、事故や急変を防ぎ、安心できるケアにつながります。また、報告は、単なる情報伝達ではなく、信頼と関係性のバロメーターです。
安心して伝えられる空気があるかどうかは、個人の性格ではなく「チームの文化」で決まります。
今回は、看護・介護・相談員・リハ職など多職種が関わる現場で、
「報告しやすい」「報告されやすい」チームをどう育てていくか、一緒に考えていきましょう。
眞鍋 哲子 氏
看護と介護の想いを繋ぐ会社(株)ONMUSUBI代表取締役
福岡県北九州市出身
看護師として外科、整形外科、内科、精神科などを経験し、その後高齢者施設の看護師として23年間勤務。
生活の中の看護を追求し、チームケアを大切に現場での実践に取り組む。
現在は、全国で施設看護師や介護職、福祉関係職に向けたコンサルテーション、セミナー、執筆活動等を精力的に行っている。