第2回 SNSで何が変わるのか――採用・地域・職員への3つの効果
第1回では、SNSを始める前に「何のために発信するのか」を考える大切さについてお伝えしました。
誰に、何を、何のために届けたいのか。この3つの問いを整理することが、SNS活用の出発点になるという内容でした。
では、目的を整理したうえでSNSを活用すると、事業所にはどのような変化が生まれるのでしょうか。今回は、介護事業所におけるSNS活用の効果を、「採用」「地域・家族」「職員」という3つの視点から考えていきます。
SNSは、事業所を判断するための材料を届ける
介護事業所は、地域の中にありながら、外からは中の様子が見えにくい場所です。建物の前を通ったことはあっても、そこでどのような取り組みが行われているのか、どのような職員が働いているのか、事業所が何を大切にしているのかまでは、なかなか伝わりません。
SNSは、この「見えにくさ」を補い、相手が事業所を判断するための材料を届ける接点になります。
たとえば、SNSを通じて伝えられる判断材料には、次のようなものがあります。
- どのような人が働いているのか
- 職場にはどのような雰囲気があるのか
- 利用者とどのように関わっているのか
- 事業所として何を大切にしているのか
- 日々の仕事の中にどのような工夫があるのか
SNSは、事業所を必要以上によく見せるためのものではありません。
その事業所らしさを、相手が判断できる形で届けるための手段です。
次回更新は8月19日(水)
野沢 悠介 氏
株式会社Blanket 取締役 ワークショップデザイナー、国家資格キャリアコンサルタント、 JCDA認定CDA(Career Development Adviser) 立教大学GLP(グローバル・リーダーシップ・プログラム)講師
立教大学コミュニティ福祉学部卒。介護・福祉領域の採用・育成・組織開発を専門とし、「求職者が働きたい・職員が働き続けたい組織づくり」をテーマに、全国の介護・福祉事業者の人材確保や離職防止に取り組む。採用戦略、人事制度設計、理念浸透、育成プログラム開発、研修・ワークショップの企画など、現場に寄り添った幅広い支援を行っている。