第4回 投稿だけで終わらせない——採用に活かすSNSの「整え方」

2026.09.16

第3回では、特別な“映えるネタ”を探すのではなく、日々の仕事の中から事業所らしさを見つけ、発信する考え方をご紹介しました。

職員同士の何気ないやり取りや、利用者との関わり、普段から大切にしていること。そうした日常に目を向けることで、「何を投稿すればよいのか」は少し考えやすくなります。

では、採用を目的にSNSを活用する場合、事業所らしい投稿を続けていれば、それだけで十分なのでしょうか。

もちろん、投稿の内容は大切です。ただ、もう一つ確認しておきたいことがあります。

それは、投稿を見て興味を持った求職者が、そのアカウントを訪れたときに、必要な情報を見つけられる状態になっているかということです。

求職者は、一つの投稿だけを見ているわけではない

例えば、ある介護事業所の投稿が偶然目に留まったとします。

「職員同士の雰囲気が良さそうだな」
「利用者との関わり方が素敵だな」

そのように感じれば、その投稿だけでなく、アカウントのプロフィールを開いたり、過去の投稿を見たりするかもしれません。

その事業所で働くことに少し興味を持てば、

「どんなサービスをしている事業所なんだろう」
「ほかにはどんな職員が働いているんだろう」
「今、職員を募集しているのかな」

と、さらに情報を探していきます。

ところが、プロフィールを見ても何の事業所なのかよく分からない。採用情報がどこにあるのか分からない。詳しい情報を見る方法も見つからない。

そんな状態では、せっかく投稿によって生まれた関心が、その先につながらないことがあります。

採用にSNSを活かすのであれば、一つひとつの投稿だけでなく、アカウント全体で、興味を持った人を受け止められる状態をつくることも大切です。

投稿に興味を持った求職者がプロフィールや過去の投稿、採用情報を確認する流れ

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次回更新は10月21日(水)

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野沢 悠介 氏

株式会社Blanket 取締役
ワークショップデザイナー、国家資格キャリアコンサルタント、
JCDA認定CDA(Career Development Adviser)
立教大学GLP(グローバル・リーダーシップ・プログラム)講師

立教大学コミュニティ福祉学部卒。介護・福祉領域の採用・育成・組織開発を専門とし、「求職者が働きたい・職員が働き続けたい組織づくり」をテーマに、全国の介護・福祉事業者の人材確保や離職防止に取り組む。採用戦略、人事制度設計、理念浸透、育成プログラム開発、研修・ワークショップの企画など、現場に寄り添った幅広い支援を行っている。