レクリエーション時の声掛けポイントと実践例
2025.05.26
レクリエーション編
はじめに
皆さん、こんにちは。今回は「レクリエーション時の声掛けポイント」について書いてみたいと思います。
私は、日本でのレクリエーション資格は保持していませんが、10年ほど前にアメリカで『アクティビティディレクター』という資格を取得しています。アメリカは人に楽しみや感動を与えるエンターテイメントを重要視する国ですから、「人間は死ぬまで楽しみを持つべきだ」と言う考えが根強く、いくつかの州の長期ケア施設には「アクティビティディレクター」を配置しています。日本で言う施設ケアマネのような仕事と役割を担っており、日々、利用者が退屈にならないように、また何か刺激や楽しみが見つけられるように、アクティビティを計画、実施しています。日本で言う「レクリエーション担当」ですね。
尾渡 順子 氏
介護職として働く傍ら、レクや認知症、コミュニケーションに関する研修講師として全国を飛び回る。2014年、アメリカオレゴン州のポートランドコミュニティカレッジにてアクティビティディレクター資格取得。著作にはレクリエーションに関する書籍の他、「介護現場で使えるコミュニケーション便利帖」(翔泳社、2014)「介護で使える言葉がけシーン別実例250」(つちや書店、2017、監修)「認知症の人を元気にする言葉かけ 不安にさせる言葉かけ」(中央法規出版、2022)など多数。