2025年は介護従事者の処遇改善のゆくえで重要な局面を迎える

2025.01.24

2025年は、介護従事者の処遇改善のゆくえにおいて、重要な局面を迎えることとなります。全産業平均と介護職の所得差にはいまだ大きな開きがあり、直近も物価高による影響を踏まえた他産業の賃上げに対して、介護従事者の賃上げは遅れをとっており、所得差は更に開きはじめています。2025年も物価高と賃上げの流れは継続されることが予測されており、介護従事者の処遇改善策を適切に講じていかなければ、介護人材不足は更に拍車がかかることとなります。2025年から2027年の介護報酬改定までのこの数年間が、介護従事者の大幅な処遇改善を行う重要な時期であります。今年以降の処遇改善のゆくえを論考したいと思います。

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斉藤 正行氏

一般社団法人全国介護事業者連盟 理事長

現場主導による制度改革の実現に向けて介護及び障害福祉事業者による大同団結を目指す横断型(法人種別・サービス種別)の事業者団体

http://kaiziren.or.jp/