通所介護の43.9%が赤字。通所介護に求められること

2025.07.04

福祉医療機構(WAM)による通所介護の経営状況に関する最新の調査結果において、2023年度は全体の43.9%の事業所が赤字となっていました。前年度の49.6%からは多少の改善はしているものの、引き続き通所介護の経営環境が厳しいことが分かります。

長引く物価高の影響による経営環境の悪化や、何と言っても人手不足が加速している状況の中で、採用費や人件費が高まっていることが、赤字の大きな要因であると考えられます。加えて、競争環境も引き続き激化していることから、利用者の確保に苦慮している事業所も多く、稼働率の低下も大きな要因となっていると考えられます。

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斉藤 正行氏

一般社団法人全国介護事業者連盟 理事長

現場主導による制度改革の実現に向けて介護及び障害福祉事業者による大同団結を目指す横断型(法人種別・サービス種別)の事業者団体

http://kaiziren.or.jp/