第9回 介護リーダーが知っておきたい「リーダーシップ理論」入門

2026.07.21

前回は、介護現場で人を育てるために必要な「教え方の型」についてお伝えしました。しかし、リーダーの役割は、一人ひとりを教えることだけではありません。メンバーの力を引き出し、チームを同じ方向へ導くことも大切な役割です。では、よいリーダーシップとは何でしょうか。今回は、介護リーダーが知っておきたい代表的なリーダーシップ理論を、現場での活かし方とともにご紹介します。

介護現場で人が育たない!?

「新人には細かく教えた方がいいのか、それとも任せた方がいいのか。」「チームをまとめるには、厳しく接するべきか、それとも話をよく聞くべきか。」――リーダーになると、このような悩みに直面することがあります。

管理職やリーダーの研修でも、「人材育成に時間をかけられない」「毎日の業務で精一杯で、勉強する余裕がない」という声をよく耳にします。

でも私は、忙しいリーダーのみなさんにこそ、リーダーシップ理論が役に立つと思っています。経験と勘だけで試行錯誤しながらチームを率いていると、大きな壁にぶつかったり、必要以上に遠回りをしたりすることが少なくありません。

そんなとき、先人たちの研究や実践から生まれたリーダーシップ理論は、みなさんを最短距離でゴールへ導いてくれる「みちしるべ」となるはずです。

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次回更新は8月24日(月)

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​山口 宰 氏

社会福祉法人光朔会オリンピア 常務理事

1979年神戸市生まれ。大阪大学人間科学部卒業後、スウェーデンで高齢者・障害者福祉を学ぶ。大阪大学大学院博士後期課程修了、博士(人間科学)。24歳で全国的に前例のない高齢者総合福祉施設を開設し、常務理事として法人を年商19億円規模へ成長させる。神戸国際大学准教授、大阪大学大学院特任准教授を歴任。大学での教育・研究のほか、経営戦略や人材育成のコンサルティングに携わり、国内外での講演・研修は年間50回に及ぶ。

https://ptsukasa.jp/